「長文が読めない」について

 こんにちは。今日は「長文が読めない」とは?を考えてみます。

(中日新聞より)

 官房長官は午後の記者会見で、定期点検中の中部電力浜岡原発(御前崎市)3号機について「専門家の間に一定のコンセンサスができていない状況で再開するのは、政府がどう考えるかという以前に事実上困難だ」と述べ、早期の運転再開に慎重な考えを示した。

 

この「日本文」を1回読んで、要旨(何を言いたのか?)をつかむことは難しいことです。しかし、解りにくい表現があっても、何となく「浜岡にある原子力発電所を動かすことは難しい…」ということは読み取れますよね。その段階で「私はこの文が読めない」とは誰も思わないのではないでしょうか。つまり文章を読むに際しては、「何が書いてあるか?」程度の読解力(?)で十分なのです。同じことが英文(読解)にも言えるのではないでしょうか?

 

特に中3生の模擬試験の場合

「長文が読めない」という人は、書いてある英文の全てを訳そうとしてはいませんか?又、全文が訳せなければならないと思い込んではいませんか?みんなが言う「長文」とは学調など実力テストの長文問題を指していると思われますが、その英文(問題文)は設問を解くためにあるだけで、設問の答えとなる英文の意味がわかれば、全文を訳す必要はまずないのです。

 

英語の得意な生徒

  実際、英語の得意な人(高得点者)は、問題文には目を通しますが、その読み方は「適当」「だいたい」だといいます。だから短時間で問題を解いてしまい、友達は驚きますが、本人は「適当に読んでるのに…?」と思っているようです。

英語が苦手な生徒

一方、英語の苦手な生徒にかぎって「必死に」全ての英文を読んで、意味をつかもうとします。よって時間がかかり、余計なことを考えて間違った答えを出すことになり、長文が読めないと嘆くことがあります。

 

 特に試験では与えられた英文の全てを読んで訳す必要はないのです。問題文の3分の1以上は問題を解く上必要ではない内容なのです。「英文が訳せない」=「得点が低い」のでは決してないのです!問題を解く時に「どの文を訳せばよいか?」を見極めること。つまりは長文問題で得点が取れる「読み方」を身に着けるべきなのです。

 私はこの「(長文の)読み方」を教えることを心掛けています。

 

次回は「作文が苦手」についてです。 瑜伽