「英作文が苦手」について

 最終回の今日は、英作文についてです。

まずは前提として、「英作文」=「英文を作る」と思っている場合、それはNoと考えてください。英作文が得意な人は、与えられた日本文を英語に直す際、「一気に(3~4語まとめて)」書いています。

 「一気に書く」ためには「単語を知っている」「単語の(書く)順番(並べ方)を知っている」ことが必要となりますが、例えば「私は学校に行く。」を英語で書くとき、I go to あるいは、I go to school.と一気に書きませんか?その時、「考えながら」「英語を作りながら」書いているのではないのです。その英文を何度も見たり聞いたりした為に「書ける」だけのことなのです。

「英作文」は「英語を作るのではなく、一気に書く」と言いましたが、書ける英文は自分が今まで「見たことがある」か、「聞いたことがある」英文となります。このことが、英作文を英借文と呼ぶ理由でしょう。

 

=英作文に強くなる方法=

 例えば、次のような問題があるとしましょう。

《問題①》

次の日本文の意味を表す英文になるように(  )内に適語を入れよ。

  彼は3人の中一番背が高い。

 He is the (           ) of the three.

 

  大半の生徒は自分の解答が正解なら○を付け、間違いの場合は正しい答えを書き入れる。

これが普通でしょう。このやり方[勉強法]では、以下の問題は解けても時間がかかります。

 

《問題②》

次の日本文の意味を表す英文になるように、(  )内の語を並べかえよ。

 彼は3人の中で一番背が高い。( tallest, the, the, he, three, is, of ).

                                                               

 

《問題③》

次の日本文を英語に直せ。

 彼は3人の中で一番背が高い。

                                              

 

 生徒からすれば《問題①》は「虫食い問題」で、《問題②》は「並べかえ問題」。そして《問題③》は「英作文」かもしれません。しかし、教師からすれば、全て「同じ問題(英作文)」なのです。ただ、《問題①》の問題なら生徒は答えやすく、平均点が上がり、教師としても採点が楽。というだけのことでしょう。

そして次のような問題は、

《問題④》

次の2つの英文がほぼ同じ意味を表すように、(  )内に適語を入れよ。

There was much rain last year.

= We (        ) much rain last year.

 

文意は「昨年は雨が多かった。」や「去年は大雨が降った。」です。(  )内に正解を入れて終わるのではなく、「昨年は雨が多かった。」や「去年は大雨が降った。」の英作文の答えは、There was much rain last year.でも、We ( had ) much rain last year.でもよいということを覚えること。英作文の解答が2つも覚えられる「おいしい」問題です。

 結論として、英語はどんな問題形式であっても、完成した英文を「英作文」の模範解答として覚えることが目的であることを知るべきです。それをせずに3年間英語を勉強してきたのなら「英作文」ができないのは当然のことでしょう。

 英作文上達の近道は、「基本文を覚える」というより、教科書・参考書・問題集で「見た」「解いた」英文を全て「英作文」の素材(ネタ)として覚えることにあります。

 

以上、木曜日から英語学習の3つのポイントを述べてきました。皆さんの英語の得点アップの一助になれば幸いです。瑜伽