今回、新中3の数学の学年末テストは学校平均で30点を超えており比較的簡単でした。


桐光の平均は43点を超えており、高い成果がでたように感じますが私の見方は別にあります。


1つは問題が簡単すぎて差をつけられない状況になってしまったこと




福田2 学年末 大橋1



これは今回の問題の1部ですが、図形の性質を問う問題です。穴埋め式になっており、簡単な問題です。


私は塾生にこれを100パーセント暗記させて、何も見ずに全て書けるように仕上げました。


福田2 学年末 大橋2


これは証明の問題ですが、こちらも穴埋めです。

同じ問題を穴埋めではない形で書けるように相当練習させました。


入試や学調ではこの程度は1から書けて当然です。

今回の高得点はもちろん素直に褒めてほしいのですが、もっと難しくても桐光の子たちは点数がとれたはずです。


そして、一番悔しく感じるのは思ったより順位が上がらなかった子たちの気持ちを考えたときです。


昨日の個別授業の中でも話がでました。

「せっかくたくさん勉強したから、もっと難しくてもよかった。そのほうが周りと差がつけられたのに・・・」


と言っている子がいました。


順位や平均はテストの質によって大きく変わります。簡単なテストになると頑張っている子たちは少し損をする結果になるのかもしれません。