こんにちは。社会・国語の鈴木です。

学年末テストも終わり,この2週間は中三生の入試対策のクライマックスといえる時期です。

社会では2月の最初に,来週を締め切りとして仕上げの宿題テキストを配布しています。
分量も難易度もそこそこ多め・高めなので,「最後の週までにしっかり仕上げておいで」という話をして渡していたのですが,今週の月曜日に一人目の終了者が出ました。

社会が大得意・すごく好き,という子ではありません。その子は一冊目のテキストのときも,設定した締め切りよりも早く提出しています。
受け取ったテキストを見て驚かされたのは,解答欄に自分でノートを貼り付けて解き直しを行っていたことです。
実質二冊分やりきった状態で,「全然できてなかったからもう一回やりたいです」と言ってその日のうちにさらにもう一冊持ち帰っています。
この素直さや誠実な姿勢を,本当に人として尊敬しています。

「社会はまずはとにかく覚えこむことが大事」という話は,毎年どの学年にも繰り返し,くどいくらいしています。
残念ながら,何回やったら覚えきれるのかのラインは人によってまちまちですし,3年分の内容となればかなりの量なので,一冊をやりきるにもそれなりの時間がかかります。
苦手であればあるほど「ああ、これをもう一回やるのか……」という思いでげんなりする気持ちも分かります。
それでも高校に合格することを目標にしている限り,めげずに今だけはやらなければいけない時期だと思ってもらわなければいけません。

チープな言葉に聞こえるかもしれませんが,「最後まで投げ出さずに何度でも」。
最後の2週間は,それが一番大事なことだと思っています。
がんばっている子の存在を知って,もうひとふんばりしてください。