こんにちは。数学担当の植原です。

先日、生徒のがんばりを感じた出来事がありました。


「先生、証明問題を練習したいです」


事の発端は、3年の生徒のこの一言。

証明問題といえば少し苦手意識のある生徒も多く、空欄になりがちな問題ですが、正答すれば6点も取ることができます。 

入試までの短期間で習得できるか一瞬迷いましたが、計算や各大問の取りやすい問題はかなり得点できるようになっていたし、何より本人の「やりたいです!」という
意思の強さがありましたので、練習用のテキストを渡しました。宿題用テキストの中で、一番難しいテキストです。


それから1週間が経ち、ちょうど模試がありましたので採点をしてみましたところ、なんと、見事正答できていました。証明に必要な条件を漏らすことなく、丁寧に書ききれていたのです。

ちなみに、その生徒に渡した宿題のテキストを見てみましたところ、びっしりと解いた後がありました。書き写しではなく、書いては消し、書いては消しと、自分でしっかり考えた跡もあります。

意思あるところに、道は開けるのですね。